“会計資料”ってなにを準備するの?
日々暑い中お疲れ様です! K子です。
税理士とお客様の間で欠かせないもの!それはもちろん、“会計資料”です!
事業をされている方ならよく聞くであろう、税理士・会計士からの「会計資料をください」。
設立したばかりの法人様・個人事業主様は、資料って具体的に何かな?と
分からないことが多いかと思います。
今回は、つなかわ事務所における“会計資料”とは具体的にどんなものを準備したら良いか
ご紹介したいと思います!
〈我々が欲しい会計資料とは〉
①領収書・レシート(現金出納帳)
②通帳のコピー
③クレジットカード明細
④売上請求書
⑤支払請求書
⑥給与明細書
⑦その他
① 領収書・レシート(現金出納帳)
事業用で購入した物の領収書・レシートは必ずとっておきましょう!
月ごとに分けてあると後々確認がスムーズです。(枚数が多い場合は種類別にも分けておけると👍)
クリップで留めて頂くか、ファイルやジップロックなどに入れて保管しておきましょう。
以前は白紙に貼って頂いたりもしましたが、今では貼らずバラバラのままでお願いをしております。
経費となる期間ですが、会社設立日前のものでも、
設立するために使った費用であれば経費になります。
またご自身で出納帳をつけている場合はそちらも一緒に税理士に提出しましょう。
② 通帳のコピー
事業用として使っている口座の通帳のコピーをご用意ください。
例えば12月決算の会社さんでしたら、1月頃まで記帳されていると嬉しいのです。
しっかりと12月31日終わりの時点での残高が確認できることと、
1月に売掛金が入ってきているかな?未払金が払われているかな?など確認ができるからです。
最近ではネットバンキングが増えてきました。
入出金明細のダウンロードの際には、昇順(紙の通帳のように古→新)でお願いしております。
③ クレジットカード明細
クレジットカードの利用明細書とその領収書も併せて用意していただく必要があります。
インボイスの登録番号や軽減税率などは明細書には載ってこないため、
手間ですが必ず領収書も必要になってきます。
ネットでの買い物、Amazonなどで購入したものは適格請求書を都度発行することや、
領収書が出ない商品は購入確認のメール画面の印刷などの対応をして頂く必要があります。
よく聞かれることで、ETCって結構使うけど毎回領収書が出ないからどうしようと思うのですが、
ETCは利用頻度が高いという観点から、実は毎回出さなくてもOKなのです!
期中に一度だけでもETC利用紹介サービスで明細を発行すれば、
インボイスの保存〇と認められています。
クレジットカードで使った分の領収書も、①の領収書と同様に仕分けて、
①とは分けておいて頂けると確認がスムーズに行えます!
④ 売上請求書
売先に発行している請求書をご提出ください。
特にお得意様の数が多く、ご自身で売掛金を管理している表などを作成している場合は
そちらも併せてご提出ください。
⑤ 支払請求書
仕入れや外注などの支払先から発行されている請求書をご提出ください。
売掛と同様に、買掛金や未払金などご自身で管理している表がありましたら、
そちらもご提出ください。
支払先がインボイスに登録しているかどうかなども併せて確認いたします。
⑥ 給与明細書
社長お一人からでも、毎月の給料明細書が必要になっております。
給与計算は当事務所でも承っておりますので、ぜひご検討ください。
⑦ その他
・銀行や日本金融公庫から借入をした→返済予定表
・事務所の賃貸を契約した(している)→賃貸契約書
・月極駐車場を借りた→賃貸借契約書
・車を買った→自動車注文書
・保険の契約した→保険の契約書類
・物件を購入した→不動産売買契約書
など、事業に関わることは大抵資料をお願いすることになります!
大体ですが、以上のようなものを会計資料と呼びます。
紙のもの、スキャンしてPDFにしたもの、ダウンロードしてデータで保存しているもの、
どれでも差し支えありません。IT化、DX化の現代としてはなるべくデータでのやり取りを推奨しておりますが、
日本においてレシート類はやはり紙のものが多く、アナログとデジタルが混在している状態が多いように思います。
様々な年代、業種の方がいらっしゃいます。
これについては紙の方が管理しやすい、という方ももちろんいらっしゃいますし、
完全にデータのみでやりとりを行いたい、という方も増えていらっしゃいますし、
当事務所ではどちらも大歓迎でご対応いたしております。
また、クラウド会計ソフトfreeeを使って自社でも管理したい、というお客様へもご対応いたしております。
さて、“会計資料”とは書き出すとなかなかのボリュームで、準備するには骨が折れそう…ですね。
いざ決算を迎え、申告だ、納付だ!となると慌ててしまい、
きちんと申告すべきものが出来なかった…となりかねません。
スムーズに申告を済ませることができるよう、
不明なことがあれば事前に税理士や担当スタッフに確認を取っておきましょう!
いつでもご質問お待ちしております。